更年期世代の朝に指が伸びない・こわばる病気は?ばね指やリウマチの違いを調査!

こんにちは福岡在住の管理人kinoppiです。

母が最近、指がこわばるといい心配していました。

指がこわばるといろいろと困ること多いですよね!

更年期の女性の方に多いんですが、特に何もしていないのに指がこわばったり、指が伸びない、曲げつらいことを経験される方多くいらっしゃると思います。

特に皆さんが心配されるのはリウマチです。

女性は閉経期前後である40台後半から、男性は50代後半から症状が出始めることが多い更年期障害。

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そんな更年期世代の症状の一つとして、朝に指が伸びない・こわばるという症状があります。

最初は軽い違和感であっても、放置しておくと悪化したり痛みを感じることもあるようです。

更年期障害自体も、動機やめまい、不安感などの他の様々な症状を引き起こしますので、更年期の症状なのか、何かの病気なのか?と判断が難しいいことも多いようです。

今回は、更年期世代の朝に指が伸びない・こわばる病気や、ばね指やリウマチの違いについて説明します。

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 更年期世代の朝に指が伸びない・こわばる病気は?

 

更年期世代の朝に指が伸びない・こわばる病気ですが、この指や関節の症状は、男性よりも女性の方が特に現れやすいと言われているようです。

女性は更年期障害の原因である、女性ホルモンエストロゲンの腱や関節などの腫れを取る役割が減少する事で炎症が起きたり、血行が悪くなったり、また筋肉などの衰えで関節症状が出やすくなりります。

また手は特に女性は家事や育児・仕事などで多く使いますので、酷使しすぎると更に症状が出やすくなるのです。

ただ、更年期障害のよくある症状だと思っていても、違う病気が隠れていることもあります。

朝の動かし始めに手の違和感を感じたら、整形外科などを受信して適切な診察や検査などを行い、原因を明らかにするようにしましょう。

更年期世代の朝に指が伸びなかったり、こわばる病気や似たような症状が現れるものに、次のような物があげられます。

・変形性関節症(へバーデン結節など)

指の第1関節や第2関節に変形が起こります。指先の腫れや痛みを伴うのが特徴です。

・甲状腺機能低下症

ホルモンバランスの以上により甲状腺機能が低下した状態です。むくみやすく、指がむくんで腫れるのが特徴です。

・関節リウマチ

手や足の指を含めいろいろな関節の変形が起こります。変形性関節症と違い関節の変形が強くなっていくことが特徴です。

朝に指がこわばるといった症状が初期に現れます。

・ばね指

指を曲げた後に伸びなくなったり、指を伸ばすときに引っかかり感があるのが特徴です。指を動かすときに痛みも伴います。

・手根管症候群

手首に指に行く神経の通り道があります。その通り道が年齢とともに狭くなり指や指先(特に第1.2.3指/親指.人差し指.中指)に痺れや痛みがでるのが特徴です。

・ドケルバン腱鞘炎

親指の腱鞘炎です。よく手首の親指側が痛くなります。

親指を動かすときに痛みがあり、物をつかむときに痛みが出るのが特徴です。

 

これらの病気や症状は、更年期世代や産後、妊娠時などの、エストロゲンが大きく変化する時に関係して起こりやすいと言われています。

女性は特に仕事、家事、育児に加え、更年期世代では介護も加わってくる時期です。

よく使う手指の違和感があると、日常生活に支障が出やすくなる事で、ストレスも溜まりやすくなってしまいます。

もしかして・・・と思った時は「これくらいで」と思わず、迷わず受診するようにして下さいね!

 ばね指やリウマチの違い

 

更年期世代の朝に指が伸びなかったり、こわばる病気にばね指とリウマチがあることは先述しましたが、このばね指やリウマチの違いを分かりやすく説明していきます。

 ばね指

ばね指は、名前の通り指が「ばね」のように引っかかって伸びない症状のことを言います。

特に朝に症状が出ることが多く、親指や中指、薬指にも出ることがあります。

これは腱鞘炎の一種であり、指の付け根で靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼ばれるトンネルの部分で炎症が起こることで、腱の動きに引っ掛かりが生じ、指の付け根に痛みや腫れ、熱を生じます。

そしてそれが進行するとばね現象が起こり、悪くなると指の関節が硬くなり動かなくなってしまいます。

ばね現象とは指を伸ばす際にひっかって伸びない状態のときに、ひっかかりをはずした際にばねのように「かくっと」と指が伸びる現象です。

ばね指の症状は、ホルモンバランスが大きく崩れる更年期世代や妊娠・出産後の女性に多く起こります。

また、手指を酷使する仕事をしている人や、糖尿病や人工透析を受けている人にもよく発生します。

ばね指の治療は安静にしてつかわないことや痛み止めの内服、シップを使った保存加療をおこないますが、実際の現場ではステロイド注射の注射を行うことを第1選択とすることもあります。

指なのでなかなか安静ができないといったことからです。

ステロイドの注射を行うことで炎症や浮腫みを抑え、動きがスムーズになり引っかかりがなくなります。

ステロイドの注射を打っても効果がない場合、もしくは再発を繰り返す場合は腱の通り道を広げるような手術(腱鞘切開術)を行い治療します。

リウマチ

リウマチの初期の症状としては次のようなものが挙げられます。

・起床時の手指のこわばりや動かしにくさ

・手指足指の第2、第3関節の腫れと痛み

・だるさ、疲れやすい、微熱

更年期障害の症状に非常に似ているので判断が難しいですが、血液検査などをすることでリウマチかどうかは診断ができます。

リウマチの血液検査での診断率は約7~8割です。残りの2~3割は血液検査でリウマチの抗体が検出されないリウマチの方もおられます。

その場合は関節の変形具合や症状の経過過程を診ていくことで診断がつく場合が多いです。

指のこわばりを感じたらリウマチの専門医がいる整形外科やリウマチ科、膠原病科などを受診して診察してもらいましょう。

リウマチが起こる原因は解明されていない部分も多いと言われていますが、本来の免疫の働きに異常が生じ、自分の細胞や組織を攻撃する己免疫疾患のひとつと言われています。

免疫異常の主な要因と言われているのが、遺伝、ストレス、出産、喫煙はリスクが20倍ほどに膨れ上がるそうで、女性は男性の4倍の発生率との報告があります。

リウマチの治療は、主に薬物療法を行い、関節破壊の悪化や痛みや腫れなどの症状の進行を防ぎます。

早期に薬物療法を開始することで関節の破壊の進行を抑え、手術などにならないようにしっかり治療しましょう。

いずれも更年期世代によく起こり得る症状で違いが分かりづらい時は、迷わず専門医に診てもらって下さいね!

まずは整形外科受診をお勧めします。

最後に

今回は指のこわばりについて説明しました。

皆さんの知識の足しになれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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