突き指の対処法やテーピングの仕方は?指が伸びない原因・骨折の見分け方とは!

こんにちは福岡在住の管理人kinoppiです。

寒くなりましたね。皆さん風邪には注意ですよ!

そしてこの寒い冬でも子供さんのスポーツを観戦しに行かれている方多いと思われます。

スポーツに怪我はつきものですよね!

今回、皆さんが一度は経験したことがあると思われる突き指について解説していきたいと思います。

野球やバレー、バスケなど、スポーツ球技などで指先に強くボールなどが当たる事で起こりやすい突き指。

子供の頃のボール遊びや部活動、または足の小指をぶつけたりなど、日常生活の中で多くの人が経験したことがあるかと思います。

突き指とは、指先に何らかの強い力がかかることで起こる指関節の捻挫や、靭帯の損傷、打撲、脱臼、骨折などのことを言います。

日常生活で起こる突き指では、痛んだり腫れたりしても時間が経てば症状が改善されるイメージがありますが、中には重症化してしまうものも少なくないようです。

そこで今回は、突き指の対処法やテーピングの仕方、また、指が伸びない原因と骨折の見分け方についても説明していきます!

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対処法は?

 

突き指の対処法ですが、まず、よく言われている「指を引っ張る」は絶対にやらない様にして下さい。

もし軽い突き指だったしても、そんな事をしてしまったら逆効果で、悪化させてしまいます。

突き指になってしまった場合の対処法は以下の通りにしてください。

痛みや腫れは主に内出血が原因で起こりますが、放置しておくと良くありません。

突然になってしまうことなので、慌てず、騒がず冷静に対処しましょう。

安静にする

運動をやっている場合はただちに中止して、安静にしましょう。

見た目は大したことない様に見えても、実は骨折しているということもあります。

アイシング

次に患部を冷やしましょう。

用意ができればバケツなどに水を入れ、その中に、ビニール袋に入れた氷を浮かべて冷たい水を作って、その中に手を入れて患部を冷やして下さい。

可能なら容器を心臓よりも高い位置において手を入れておきましょう。

もし内出血がある場合は、血液が患部に溜まるのを防ぐことが出来ます。

氷を直接当てたりすると凍傷の恐れがあるので、薄手のタオルや布に包んでから行って下さい。

また、氷が無く直接水をかけるしか出来ないときは、水圧が患部の負担にならない様に調整しながらかけましょう。

患部を圧迫する

患部を圧迫することで、腫れと内出血の進みを抑えることができます。

サポーターやテーピング、無ければハンカチなどでも構いません。

ただ、強く圧迫しすぎると逆効果になってしまうのでほどほどの強さで圧迫して下さい。

しばらくすると痛みが少し引いてくるはずです。

その後は、出来れば寝る時なども横に台を置くなどして胸よりも少し高い位置に患部を上げておくと良いです。

応急処置が早く正確に出来ていれば、その後の悪化防止にも繋がります。

テーピングの仕方は?

突き指の時のテーピングの仕方ですが、次の様な手順で行います。

突き指後に、症状が回復するまでの期間に用いて、関節を補強し、再発と患部の悪化を防ぎましょう。

指をきつく締め付けるのではなく、程よく血流を妨げずに巻いていきましょう。

使用するテープは、非伸縮性の幅が細身のタイプを使うと巻きやすいです。

①アンカーを巻く

テーピングの基本となるライン、「アンカー」を巻いていきます。

突き指になってしまった関節を挟むようにしてテープを2箇所巻きつけます。

例えば第2関節を突き指したなら、

①第1と第2関節の間

②第2と第3関節の間の2箇所です。

②クロステープを貼る

次に前述した患部の①から②まで、補強したい患部の上をクロスさせ、テープを貼ります。

見た目は患部の上を×印が跨いでいる感じです。

あまりきつく巻き過ぎないようにして下さいね。

③サポートテープを貼って固定する

クロステープを貼った指の側面側に固定用のテープを真っ直ぐ水平に貼りつけます。

④アンカーを再度巻く

最後に、最初に巻いたアンカーと同じ箇所にもう一回アンカーを巻きます。

少し長めに巻いて端が取れないようにして下さいね。

指を曲げようとしても簡単には曲げれない位の程度で巻ければベストです。

以上でテーピングは終了ですが、どうしても競技や運動をしなければいけない時は心配になるものです。

そんな時は突き指した指とその隣の指を一緒に大きめの幅広のテープを使い、添え木のようにして固定します。

これをバディテープと呼びます。

バディテープを行うと固定している他の指が添え木の役割をしてくれるので痛めた指に負担がかかりにくいです。

しかしながら注意しなければいけないのは、テーピングさえしておけば大丈夫!というわけでは絶対無いので、基本的には症状が回復してからの運動が前提です。

また、テーピングは専門知識のある人に、適度な張りを持たせながら巻いてもらうのが一番です。

知識がない人が巻く事で症状を悪化させることがないよう、指導をして貰ってから巻く様に注意しましょう。

指が伸びない原因

突き指をした後に、指先が変形し曲がってしまって伸びない状態になることがあります。

これをマレットフィンガーといい、槌指(つちゆび)とも呼ばれています。

マレットフィンガーは、指の第一関節(DIP関節とも言います)が曲がり、木槌の様な状態になります。

このマレットフィンガーには、付着している腱が断裂する腱性と、腱の付着している骨が折れてしまう骨性の2タイプがあります。また、脱臼を伴うタイプもあります。

ただの突き指だと思って放置していたら指が変形していたり、指が伸びない場合はこのマレットフィンガーを疑います。

治療に関してはマレットフィンガーは絶対安静でしっかり固定を行うことが大事です。

腱性マレットや骨折した骨が小さい場合は約6~8週間の固定で治ります。

ただ、骨折した骨が大きい場合は手術が必要になる事もあります。

初期治療が遅れてしまうと、指の変形が完治せず曲がったままになってしまう事もあるので、早めに受診をして下さい。

実際、昔はただの突き指と放置される事も多く、今だに指先が曲がってしまったままの方も少なくない様です。

素人判断が一番怖いですよ。

骨折の見分け方とは!

 

突き指と骨折の見分け方ですが、痛みや腫れが軽度だったとしても、実際レントゲンを撮ったら骨折していたという事もあります。

以下の様な症状に注意して下さい。

・指が変形している、先が伸びない

・指が動かせず、ぐらぐらする(脱臼している可能性があります)

・関節以外の部分が痛む、腫れる

・患部の尋常ではない腫れ

・患部が赤黒く変色してくる(内出血を伴っている場合です)

・指に力が入らない

・痛みが1週間以上経っても引かない、痛みが増してくる

くれぐれも「ただの突き指」と軽く見ずに、すぐ受診する様にしましょう。

上記症状があった場合は早急に医療機関である整形外科を受診してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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