腓骨骨折はいつから歩ける?仕事復帰や完治までの期間を医師が解説
腓骨骨折と診断されると、「いつから歩けるようになるの?」「仕事はいつ復帰できる?」「後遺症は残らない?」と不安になる方が多いでしょう。
腓骨は体重を支える役割が比較的小さい骨ですが、骨折の部位や程度によって回復期間は大きく異なります。
この記事では、腓骨骨折後に歩ける時期や仕事復帰の目安、完治までの流れについて詳しく解説します。
腓骨骨折とは?

腓骨は、すねの外側にある細い骨です。
内側にある脛骨(けいこつ)とともに下腿を支えていますが、体重の約90%は脛骨が負担しています。
そのため、腓骨だけの骨折であれば、比較的早く歩行を開始できるケースもあります。
ただし、足首付近の骨折や靭帯損傷を伴う場合は治療期間が長くなることがあります。
腓骨骨折はいつから歩ける?
歩行開始時期は骨折の状態や治療方法によって異なります。
・剝離骨折の場合
骨折の骨が小さく歩いても骨がずれる心配がない状態です。
ギブスもしくはサポーター固定にて痛みに応じて1-2週間程度から歩行開始ができます。
・単純骨折の場合
骨のずれがなければ保存治療が適応でありギブス固定にて4週間程度から歩行訓練を行い、骨折から6-8週間程度で歩行ができます。
・複雑骨折、ずれが大きい単純骨折の場合
手術が必要であり、手術後から4週間程度より歩行訓練を行い、骨折から6-8週間程度で歩行ができます。
松葉杖はいつまで使う?
多くの場合、
- 最初は完全免荷
- 徐々に部分荷重
- 最終的に全荷重
という流れになります。
松葉杖の使用期間は4〜6週間程度が一般的ですが、骨折部位や年齢によって異なります。
仕事復帰はいつ頃?
仕事内容によって大きく異なります。
デスクワーク
1〜3週間程度で復帰できることがあります。
立ち仕事
4〜8週間程度かかることが多いです。
力仕事・建設業
2〜3か月以上必要になる場合もあります。
スポーツ復帰はいつ?
ジョギングやスポーツは、骨が十分に癒合してから開始します。
一般的な目安は
- 軽いジョギング:約2〜3か月
- 部活動:約3〜4か月
- 激しいスポーツ:約4〜6か月
競技によって復帰時期は異なるため、医師や理学療法士の指導を受けましょう。
リハビリは必要?
ギプス固定をすると、
- 足首が硬くなる
- 筋力が低下する
- バランス能力が落ちる
などの症状が起こります。
そのため、固定終了後はストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリを行うことが重要です。
適切なリハビリを行うことで、歩行能力の改善や再受傷予防につながります。
完治までの期間
一般的な骨癒合の目安は6〜8週間です。
しかし、
- 高齢者
- 糖尿病
- 喫煙習慣
- 骨粗しょう症
がある場合は治癒に時間がかかることがあります。
スポーツや重労働への完全復帰には3〜6か月程度かかるケースも少なくありません。
腓骨骨折を早く治すポイント
骨折後は次の点を意識しましょう。
- 医師の指示を守る
- 禁煙する
- 十分なたんぱく質を摂る
- カルシウム・ビタミンDを意識する
- 無理をして歩かない
- リハビリを継続する
これらを心掛けることで、回復をサポートできます。
よくある質問
腓骨骨折だけなら歩いても大丈夫?
医師から許可が出るまでは体重をかけないようにしましょう。軽い骨折でも無理をすると骨がずれたり、治癒が遅れたりする可能性があります。
腓骨骨折で車の運転はできますか?
右足の場合はブレーキ操作に支障が出るため、医師の許可が出るまでは運転を控えることが望ましいです。
腓骨骨折は後遺症が残りますか?
多くは適切な治療で改善しますが、足首周辺の骨折では痛みや可動域制限が残ることがあります。違和感が続く場合は早めに整形外科を受診してください。
まとめ
腓骨骨折は比較的治りやすい骨折ですが、歩行開始や仕事復帰の時期は骨折の部位や重症度によって異なります。
焦って無理をすると治癒が遅れることもあるため、医師の指示に従いながらリハビリを進めることが大切です。




















